先日約一週間の日程で、
カナダ・ソルトスプリング市へ派遣されていた漆器職人たちが、昨日帰国しました。技術交流を通し、山中漆器の新しい活路をめざすのが目的です。派遣団の面々は私の知合いばかり。田舎でグズグズくすぶっている自分と引き換え、なんと恵まれていることか。
「気をつけていっておいで」 と殊勝なはなむけのことばとは裏腹に、『あそこはね、-30℃よりも冷えようかという極寒の世界。立ちションして○○の先っちょが凍傷になるよう祈ったげるね』が本音。ところが、帰国した面々に聞くと、西海岸は海流の関係か、温暖とのこと。お土産はイキイキした交流現場と美しい風景の写真でした。カナディアン・ウィスキーの一本もないのかね。
■ 写真は同行の鹿野祐一氏撮影