このレビューを書いている1時間後に、男子100m平泳ぎ決勝が行われる。日本期待の北島康介選手だが、準決勝の戦いぶりから見て、金メダルは絶望的だ。痛々しいほどのプレッシャーが感じられる。全身に力が入りすぎ、本来の泳ぎとはほど遠い。これまで積重ねた努力と練習量は大変なものだろう。それをぶち壊しにしたとすれば、その責任はマスコミはじめ私たちの側にあるのかもしれない。しかし、たとえ決勝で最下位に、最悪フライング失格になっても、北島選手が日本競泳界に果たした功績は計りしれない。彼には「ほんとうにご苦労様」とねぎらいのことばをかけてあげたいものだ。それより、この予測が完全な間違いであることを願っている。
(付記・
案の定私のシロウト予想は完全に外れ、北島選手は金メダルでした。すみません。)