鯛の翁焼きに、同じく鯛の昆布〆とイクラを入れた酢橘釜。青身に空豆、彩りに茗荷をそえました。師匠いかがでしょうか?
「あいかわらずトンチンカンな料理をしおって。だいたい空豆など季節外れもよいとこで、冷凍だとバレバレじゃないか。写真だから味は分からんがな。デキが悪いことでは一番弟子のお前のことだ。のっけから、期待などしとらんよ。でも、茗荷の色だけはまあまあだ。どうやった?」
「よくぞ聞いてくれました。師匠。実はPhoto Shop なる便利な調理器具がありまして、茗荷の部分だけを選択し、Alt+I で色づけができます。Bの色調補正をクリックし、色調補正画面が現れましたら、赤のスライダを右へ。それも、思いっきり・・・」
「お、お前は破門じゃあ~!!!!」
「し、師匠! 待ってください。ししょお~っ!!」
切り身にした鯛を若狭地に漬けておく。(若狭地は酒・淡口・味醂を3:1:1、ただし、着け置く時間や醤油の塩分濃度、お好みによって変えてもよい。私はほぼ4:1:1) 鯛を串で打ち両面を焼いた後、とろろ昆布を乗せ、遠火でさっと焙る。とろろ昆布は焦げやすいので注意。