地元の秋祭に欠かせないのが、この柿の葉寿司です。収穫したばかりの新米を酢飯にして、山海の幸を柿の葉でくるみ、1~2日軽く浸け押します。祭の本陣では必ず見かける、野性味たっぷりの食品。中の具は各地域、家庭によってさまざまです。ただ、魚は酢鯖が一番合うような気がしますね。鯛のような白身魚は上品過ぎて、ワイルドな感覚からは遠慮がちな印象を受けます。今回は酢鯖に紅生姜、干椎茸の甘辛煮、それにレモンを薄く切って添えました。柿の歯は、「HP本館」でもしばしば登場する地質学者、辻森博士の実家より戴いたものです。ちなみに同氏は現在カリフォルニア在住。今頃地質調査から戻った頃かな。ぜひ故郷の味を空輸してあげたいんだが・・・