Calendar
カテゴリ
フォロー中のブログ
ゆめねこのひとりごと
編集者のかきくけこ HanaLab Blog はしMac G5 山中温泉木戸門通り ASTRO CALENDAR Meaningless ... あわら温泉においでよッ!... 北の夢想科学小説 さわらび日記 山中小学校PTAのひろば わんぱくキッズルーム Ocean Breeze ガラスまが玉ya まる宅。 こころの色 山中温泉のてんこもり 既視感 ー記憶を辿ってー 大好き!山中温泉 左らく・寿司らんど 長楽Kaーちゃんの い... 「人は見た目が9割」 L'esprit □ r... 糠吹雪 塗師屋さんのヒマつぶし 酎ハイとわたし IN THE LIFE フレッシュフードはまだ 山下自転車店 山中温泉周遊バス ガイド... とある場所に住む怪しき漆... 炭工房おおづち村 古九谷異聞『手折らじの道』 出会い 出し会い 分かち... リンク
■別ウィンドウが開きます
RSS ●お気に入りサイト 山中温泉非公式案内書 ASTRO CALENDAR BINBO SQUARE Yahoo BLOG 新着ニュース写真館 Sizuka's Homepage 笹田正之事務所 木の葉舟にゆられて 岳さんのホームページ ゆりまる YURIMARU Photosite tatsukix 加賀日和 神主の独り言 神主の独り言Part2 まあくんのブログ mist cicadas topics 今日のスプーンおねえさん オヤジの出張日記 山中だらけ ふろむキッチンういずらぶ 笑顔で~穏やかな心で~ ashulla works うるしのうつわ うたかたの日々の泡 慧真丸@GO GO! 石川県 山中商工会 ケベック州から 春乃のお座敷へ「おいでやす」 谷口博山 山中温泉・・ KAGA旅・まちネットブログ ひまわりの日々是好日 山中温泉ゆけむりBLOG てんぽなぁ~!可愛いキッズたち 絹代日記 うるしアートはりや スタッフブログ ジョージのハイサイ元気してる? ●オンラインアルバム リンク一覧 Yahoo PHOTOS 以前の記事
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2006年 11月 22日
加賀市との合併により、山中町の火葬場も閉鎖されました。グリーンシティと呼ばれる、不燃物処理場はそのすぐ近くにあります。ここ何日かは大掃除のため、この施設には頻繁にお世話になってます。
私の場合、大掃除の大部分は捨てることにエネルギーが費やされます。以前、イトコが山中温泉から引越しする際、「箪笥や行李の中を見るな。作業が止まる」と私や手伝衆に叫んでました。まことにその通りですが、今や中をじっくり選別せざるを得ません。可燃ゴミの中に電池一個混入していても突っ返される、というより人格を疑われます。ちなみに、山中温泉では今でも可燃物と、不燃物及び資源ゴミの処理場は別々です。 残念ながら私以外の家族は「捨てる」ことが得意ではありません。昔人間の老母は私がモノを粗末にしすぎる、と激怒します。ハギレから古本はもちろん、書けなくなったボールペンまで、すべて大事にとっておきます。映らなくなったテレビもいつの日か突如素晴らしい映像を映し出すと信じ、大事に保管しています。しかし、20年たった今も奇跡は起こらず、そのうち高額の投棄手数料が必要になりました。そんな具合ですから、他人様からは古着一枚でも有難くおし頂きます。その都度のクリーニング代はもちろん、ダンボール50箱分は下らない衣類を保管するためだけに一軒屋を借り、その賃料を払うのは私です。でも、こんなことでモノを大切にできれば、たとえサラ金からローンを組んでも本望です。 また、良妻賢母のカミサンは決して贅沢はせず、特に私に関する用途品は「ヒャッキン」とかよばれる店舗で調達します。その大半はすぐに壊れるか、今のところ用をなさないかです。例えば老眼鏡は度が強すぎて裸眼より見えにくいのですが、「あと2年もすれば間に合うのだから文句を言うな」と返され納得です。ただ、溢れるヒャッキン商品のため、「家が狭いのはあんたのせいだ」と罵られることに関しては内心忸怩たる思いです。一つ買えば一つ捨てればいいのに、と私は思うのですが、カミサンも老母同様、愛着があるものは使用済みペットボトルからコーヒー缶までなかなか捨てません。 でも、今回私は強引に捨てました。ダンボールも古新聞も古紙も古着もオモチャも何もかも・・ 捨てる、と言っても今や収集運搬や中間処理、最終処分業者も大方把握できましたので、少しでもリサイクルに回せるよう細かく分別します。でも、「思い出の大量処分」に対し、家族の目は冷ややかです。 グリーンシティから戻る途中、火葬場跡近くで枯木を積んだ軽トラとすれ違いました。今や枯木もゴミ処理場に持込まれる時代です。路上で轢死した犬猫もゴミ扱い。ダイオキシン発生の恐れがあるので、素人による勝手な火葬、野焼きは禁物です。現代では生物の遺骸が土に還ることはありません。 待てよ。人間も同じではなかろうか。納棺時に傍らの係員が「副葬品は最小限に・・」と渋い顔をしているのは、頭の中でゴミ基準表と照合させているためだろう。樹脂製の数珠は不燃物、愛読書は古紙、入歯でアマルガムは危険ゴミだが、金歯は当然リサイクルへ・・ 実際、分別火葬が行われる時代がやってくるかもしれない・・ そんな考えが頭をかすめます。 自分自身に限らず、人間そのものがゴミ扱いされる時代。火葬と焼却、その距離はもと火葬場とゴミ処理場の距離よりうんと近いのかもしれない・・ そんな奇妙な感覚にとらわれながら、まだ大量の「ゴミ」に埋もれている我が家へと向かったのでした。
by binbokuji
| 2006-11-22 02:38
| Editorial
|
ファン申請 |
||