以前、ガス火災事故に遇われた人の話。
ガスが大量に漏れていたにもかかわらず、ガスボンベ側に装着されていた安全装置は作動しなかった。この点に関し、PL法など民事上の責任を追求できないか、と被災者は考えたらしい。これに対し、行政や業者などの関係者は180度異なる考え方だったという。
「安全装置なんて気休めだ。神社で交通安全のお守りを買ったとしよう。その帰りにダンプに追突されたからと言って、神主や神様を訴えるかね?」
なるほど。食の安全もこれに類するのかもしれない。日本に冷凍ギョウザを輸出している中国の視点は、これと同類ではないか。