合併前にすべての予算執行を、ということでしょうか。8月に入ってから突然動き出した行政。特に目立つのは、追い込み建設ラッシュです。新配湯管の敷設に舗道の整備、さらには菊の湯周辺が大規模改修されています。とりわけ、山中座に設置されるからくり時計は、総工費2800万。これにはさすがに、首をひねる町民も多いようです。 というのも、合併後、まず入浴料金が現行の一挙7倍に引き上げられるからです。
「この町の楽しみはフロぐらい。この財源があれば、入浴料金の値上げをしなくても済むのに。要はわしらに付回しかね」と渋い顔をする人も。