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2007年 04月 26日
こんな実話をご存知ですか?
フェイ君はベトナムの農村に住んでいました。両親は日系企業の養殖エビプラントで働き、ときどきエビの頭をお土産に持って帰ります。茹でたエビの頭をすすりながら、「エビの本体はどんな高貴な人の口に入るのだろう・・」と、フェイ君の日本への思いはつのるばかりでした。 一生懸命勉強したフェイ君はハノイ大学経済学部を主席で卒業。そのご褒美は憧れの日本への国費留学です。地方都市のカガ・シティでは各国からの留学生を招き、歓迎レセプションが催されました。楽しい時はあっという間に過ぎ、お開きの頃になると、業者がまだたくさんの料理が盛られたオードブル皿を片付けにやってきました。フェイ君はハッと気付きました。次々ゴミ箱に捨てられていく料理の中には、多くのエビフライが・・ フェイ君は知りました。両親が一生懸命働いて日本に送ったエビは高貴な人の口に入るのではなく、無造作にポリ製のゴミ箱に消えていくのです。いたたまれず「待っててくれ!」と、フェイ君は叫びました。 「もったいないじゃないか!」 後片付けをしていた料理店の主、saraku氏は驚いてフェイ君を見つめました。彼の話を聞き、珍しく感銘したsaraku氏は「あんたの言うとおりだ。昔の日本はこんなふうに食べ物を粗末にしなかった」といい、残った料理を折箱に詰め始めると「これを友達に・・」とフェイ君に渡しました。 これをきっかけにsaraku料理店でアルバイトするようになったフェイ君は、いつも残った料理を持ち帰り、アパートの同輩に分け与えました。本当に素晴らしいご馳走です。これが本来の姿だ。ゴミの減量化にもつながる。あなたは素晴らしいことを私に教えてくれた。と、saraku氏はフェイ君に感謝しました。「そうです。これぞリサイクルであり、循環型社会なんですよ」とフェイ君は答えました。 でも、ナマゴミの取扱い量が減ったことに、ゴミ収集業者は不審に思いました。なんか怪しいな、と収集業者は囁きあいました。そのうちsaraku料理店では客の食べ残しを使いまわしているのでは、という噂が流れました。客足は遠のき、やがてsaraku料理店は店じまいに追い込まれました。 そんな日、ライバル店のbinbokuji料理店のオーナーがフェイ君のもとを訪れました。 「君かね? もったいないからリサイクルを、とsarakuの主人に勧めた留学生は?」 「はい・・」うなだれているフェイ君に、binbokuji氏は封筒を握らせました。 「よくやってくれた。少しだが取ってくれたまえ。sarakuは目の上のたんこぶだったんだ」 中には1万円札が10枚はいっていました。両親の1年分の稼ぎです。最初は驚くばかりでしたが、そこは利発なフェイ君のこと、すぐに事情が飲み込めました。 「次は○○料理店を頼む。あそこが潰れてくれればもうワシの天下だ」 なるほど、これがホンネとタテマエで奇跡の成長を遂げた日本経済の真髄なのだ。 「はい!」と、フェイ君は元気よく答えました。
by binbokuji
| 2007-04-26 03:47
| Editorial
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