今月号の加賀日和は「女将と歩く秋の山中温泉」が特集されています。タカヤナギ編集長とともに、ナビゲーター役を務めるのは、お花見久兵衛の女将、吉本加代子さんです。
創刊号でエッセイ「愛しの南加賀 さくらよ、さくら」の執筆をされた方で、すでにプロ作家としてデビュー・・ というより、今やわが国の文学界を支える女流文学者の一人、と呼んでもいいでしょう。
まず、お薬師(医王寺)を起点に、こおろぎ橋、無限庵、街中を通った後、東谷奥の鶴ケ滝で一息。と、さすが、お二人のたどる山中温泉の足跡からは、ふつうの旅行雑誌とは一味も、二味も異なる感性がにじみ出ています。美しい写真のキャプションにも、地元の私すら知らなかったことばかり。まさに、目からウロコです。むしろ、地元山中温泉の人々にも是非目を通していただきたい雑誌です。
ちなみに、吉本さんのご子息も「山中かわら版」で広報デビューを果たすほか、メルマガ編集、ウエブ発信・・ などエネルギッシュに活動を展開されているご様子。今後の活躍が期待されます。