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2004年 11月 02日
絢爛豪華な絵付けと、シュールともいえる独特な作風。古九谷が生誕したのは今から300年前の元禄年間のことだ。生誕地、九谷は新しく完成したアスファルト道路を通ってさえも、山中温泉中心部から自動車で15分以上。人家は途絶え、山奥深く抱かれた西谷の奥。いくつもの山と谷を越え、ようやく「炎のふる里」九谷へとたどりつく。
途中、完成を待つばかりの九谷ダムが全容をあらわす。お陰で九谷へむかう新しい道路が開通した。それでも、九谷はこの場所からさらに上流へ。徒歩であれば、温泉地中心街から優に2時間以上を要するであろう。しかも、冬は積雪のため、市街からは完全に隔絶される。このような辺鄙な地になぜ築窯されたのか、古九谷に関するナゾは多い。 古九谷A遺跡の周辺。 西谷奥の住民はダムの建設で、ほとんどすべて温泉街へ移転した。河川周辺の整備が完了し、植樹もされたが、土産物店はおろか、あたりに人家はまったくない。この風景は古九谷が焼かれた300年前当時のただずまいだろう。遺跡は発掘後、風化防止のためいったん埋められることになった。 杉林に抱かれた小川のほとりに、後藤才次郎の顕彰碑がひっそりと立っている。独自に釉薬を考案し、あざやかな彩色と大胆なデザインで一世を風靡した天才アーティスト。皮肉なことに、古九谷は現在、国内よりも外国の芸術家にとって評価が高い。 長い歴史のなかで、九谷は一般商用化された。それにともない、交通の利便性から生産拠点も山代温泉や、国道沿いに移っていく。なぜか九谷窯はある時期を境に、忽然と姿を消した。閉窯の理由はいまだ謎に包まれている。今やこの地が古九谷の故郷であることを知るものは、少なくなった。 緑に囲まれた奥深い山々が、今なお当時の面影をとどめる。生活を営むだけでも大変だが、焼成した陶器を加賀藩へ献上するにも、大変な労苦が必要とされる。後藤才次郎定次ら、藩財政再建に携わった人々は、日々この風景を眺めながら、何を思っていたのだろう。名作『五色の九谷』の舞台となった、九谷のふるさと。今は奥深い森に囲まれ、ひっそりと眠る。 ■ 山中を舞台にした児童文学の名作 『五色の九谷』 ■ キーワードは炎、30年目を迎えた古九谷修古祭 ■ 30回を迎えた古九谷修古祭
by binbokuji
| 2004-11-02 02:06
| 新山中温泉紀行
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