加賀日和発刊1周年おめでとうございます。「南加賀の話題? すぐにネタ切れになるのでは・・」という意地悪い街の評論家の声をよそに、号を重ねるごとにさらに新しい世界が切り拓かれていきます。
洗練された紙面は、私たちも知らなかった新鮮なアングルばかりです。そうして、ようやく1周年たった11号に、「
侘助」の記事が。それも、筆を抑えたスタイルに画像も静かなトーンです。九谷焼の小さなボタンの中にも、驚くほど多様で豊かな世界が見えてきます。「手前味噌ですが・・」などと、遠慮がちな言い回しなどやめて、もっと自己主張すれば・・と思うのですが、この上品な謙虚さこそ、加賀日和のコンセプトなのかもしれません。毎号巻頭を飾る「これが欲しい!」シリーズ。今回ばかりは巻末の「九谷焼のボタン」が重なり合います。