カミサンの親戚になかなかの美人女性がいらっしゃいます。
その話が話題に出ると、カミサンはやや悔しそうな口調で「ウチらはオカチメンコの血筋だが、あの人は例外。というのも、子どもの頃ポットン便所の糞ツボに転落したからだ」と驚くべき証言をしました。驚いて事情を尋ねると、
「女の子は便所にはまるとキレイになるんやぞ。あんた知らんかった? あの人は誤って落ちたらしいけど、大昔、女の子がおる家は、こっそり肥溜めに突き落とす風習もあったんや」と答えました。カミサンの実家は生まれたときから水洗だったそうですが、幸い最近購入した家は未だに汲み取り式便所です。
「そんなんやったら、今からでも遅くない。便所の中に一度飛び込んでみたらどうか」と言ったところ、「冗談もいい加減にしろ」とカミサンは怒髪天をつく勢いで怒り狂い出しました。その気迫に押され「冗談? これは本気で提案しているんだが・・」とはとうとう言えませんでした。